操作手順 第2章 へ進む
第1章 初めてのルービックキューブ、 3X3X3 を揃える前に
当記事は7X7X7の完全保存版を出す前準備として作成しました。
ルービックキューブは、ハンガリーの建築学者ルビク・エルネーが考案した立体パズルです。1980年代に世界的なブームを巻き起こし、現在でも世界中で愛されているパズルです。
一辺が概ね56ミリメートル前後の立方体で、各面は異なる6色で構成されており、各面毎に3×3の9マスに分割されています。
手先を使ってそれぞれのキューブを回転させ、全6面のすべての面を同じ色で揃えることです。平面のパズルと異なり立体的なパズルですから、ルービックキューブの色を揃えるには、集中力や空間認識能力、記憶力などが求められます。
ルービックキューブの種類
ルービックキューブには、3×3の他にも、4×4、5×5、7×7など、さまざまなサイズや形状のものがあります。また、色の数が少ないものや、面に数字や文字が書かれたのものなど、さまざまなバリエーションがあります。
3X3の攻略方法
さまざまな方法がありますが、初心者向けには、簡単な手順を覚えることで、6面を揃えることが可能です。当記事の手順は「説明を見ながら操作」しても、3分以内で揃えるようになります。また、上級者向けには、複雑な手順を組み合わせることで、より短い時間で6面を揃えることが可能です。
ルービックキューブの魅力と楽しみ方
ルービックキューブの魅力は、何と言ってもその難易度の高さです。初心者には難しいかもしれませんが、練習を重ねることで誰でも3分以内で6面を揃えることができます。また、ルービックキューブは、集中力や空間認識能力、記憶力などの能力を向上させる効果があり、単純なパズルのように思えますが、その奥深さは計り知れません。さまざまな手順を組み合わせることで、自分だけのオリジナルの攻略法を見つけることもできます。また、ルービックキューブは、世界中の人たちと競い合うことができるパズルでもあります。
完全に揃える前に、ルービックキューブ6面の色と 操作記号
面の構成 (赤 橙) (青 緑) (黄 白)
青
(緑の裏)
黄
(白の裏)
緑
(青の裏)
白
(黄の裏)
橙
(赤の裏)
赤
(橙の裏)
各面の呼び名と回転時の表示法(U,F,R,L,M,B,B2,D,E)
記述法が判ったら 第2章 に進んでください。
U 上面の回転
↑
上面
↑
右回転
U
↑
左回転
U’
↑
180度 UU
F 前面の回転
↑
正面
↑
右回転
F
↑
左回転
F’
↑
180度
FF
R 右面の右転
↑
右面
↑
右回転
R
↑
左回転
R’
↑
180度
RR
L 左面の右回転
↑
左面
↑
右回転
L
↑
左回転
L’
↑
180度
RR
M 縦 中央 (回転)
↑
縦中央
↑
上回転
M
↑
下回転
M’
↑
180度
MM
右手で操作する時の回転方向です
B 背面の列 回転
B2 背面の2列 右回転
D 下面 右回転(下から見て)
E 横中央 右回転(上から見て)
第2章 ルービックキューブの白面を揃えます
↓ 黄色上面に
白エッジ作成
エッジ部分、4か所に白を入れます。
中心が黄色で、エッジの十字以外の色は
無視していいです。
最初に黄色を上面中央にして、側面が中央の色と同じで上面が白のパーツをエッジ部分に入れます。
最初から白面に入れてもいいですが、色の位置を合わせるには、この手順が楽で 間違えにくいのでお勧めです
STEP-1 黄色面のエッジに白を揃える
移動元が側面右側のエッジ部分にある時
R
↓
移動元が側面左側のエッジ部分にある時
L
↓
移動元が正面下にある時
B2
↓左側に逃がす
M
↓入れる
B2’
↓戻す
移動元が移動先の真下にある時
FF
↓
STEP-2 黄色面のエッジ4か所に白を入れたら、白面のエッジを白にします
4か所を
FF
↓
白面を上に
中央に白十字ができたらOK
白エッジの青を側面の青と合わせて 180度 回転
180度
↓
白エッジの緑を側面の緑と合わせて 180度 回転
180度
↓
白エッジの赤を側面の赤と合わせて 180度 回転
180度
↓
白エッジの橙を側面の橙と合わせて 180度 回転
180度
↓
4色すべて、180度回転したら、下面(白面)を上面にします
STEP-3 白面を完成させる (コーナーの側面とエッジも完全に揃えます)
↓
下記の3パターンを使って
角4か所に白を入れます。
上面に白を完成させます
白面のコーナーに白を入れて白面を揃えます
1・左下を左回転で入れるパターン→(橙中央を正面として操作)
B2’ L’ B2
(B2’で逃がし、L’で入れて、B2で戻す)
2・右下を右回転で入れるパターン→ (橙中央を正面として操作)
B2 R B2’
(B2で逃がし、Rで入れて、B2’で戻す)
3・白が真下を向いているパターン→(入れたい場所の真下に移動して操作)
B2 D RR D’ B2′
(B2で逃がし、D+RRで入れて、D’+B2’で戻す)
再度、白を下にして、上面を黄色にします。次のSTEPから、少し複雑になります。
まず、白面の側面と側面の中央色を合わせます。
第3章 3X3X3 の中段を揃えます
STEP-4 黄色を上面にして、側面のエッジ4か所の色を合わせます。
正面から見て、(上の真ん中を 右90度回し または 左90度回し)ではいる場所にセットします
入れたい場所に 逆の色で入っているときは、一旦別の色(黄色を含む)を入れます
ヒント: 白面の側面と2段目中央の色を合わせてから、2段目のエッジを入れます
パターン1 右回転でエッジを入れる
橙緑を右90度
回しで入れる
↓
上面の緑橙を右側面に右回転して移動
緑を正面にして操作
U R U’ R’
右右左左 覚え方 最初は右から
F R’ F’ R
右左左右 覚え方 次も右から
パターン2 左回転でエッジを入れる
橙青緑を右90度
回しで入れる
↓
↑ヒント:上面の青橙を左側面に左回転して移動
青を正面にして操作
U’ L’ U L
左左右右 覚え方:最初は左から
F’ L F L’
左右右左 覚え方:次も左から
ヒント: 側面に他のエッジ色が入っていたり、逆色のパーツが入っているときは、関係ない色を入れて、そのパーツを追い出します。その後、再度正しい位置の色にして入れます。
第4章 上面を揃えて、ルービックキューブ 3X3X3が完成
STEP-5 上面(黄色面)に黄色の十字を作る
2段目が揃ったので、上段の黄色を揃えたら完成です。
パターン1 上面の黄色部分が時計の9時の位置
黄色を時計の9時位置にして 下記の操作を行います
F U R U’ R’ F’
操作の結果 上面に黄色で十字の形ができます (エッジ部分次の手順で揃えます)
↓
上面が9時の位置で操作すると必ず十字が完成します
F U R U’ R’
パターン2 中央の黄色が 横1列
F U R U’ R’ (手順はパターン1と同じです)
→ パターン1になります
STEP-6 上段(黄色)を揃えます (側面はSTEP-7です)
下記のパターン④から 次の手順で上面黄色が完成します
R U R’ U R UU R’
8パターンあります。 パターン④からのみ、全面黄色にできます。
パターン④以外は パターン④になるように操作します。
どの方向から操作するかで結果が違います。
———–例———-
パターン①で右面を正面に向けて操作するとパターン④になります。
次にパターン④で正面から操作すると、上面の色がすべて同じになります。
パターン①は ①右面から→④正面から→完成
パターン⑦は ⑦右面から→⑥右面から→④正面から→完成
R U R’ U R UU R’
①
②
パターン④以外はパターン④になるように操作します
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
ここまでのステップは、何度か操作すれば、自然と覚えます。
STEP-7以降は私も覚えていないのですが、メモを見ながら揃えてます。
それでも、3分は余裕で切れるはずです。
STEP-7 上段の側面を揃えて3X3X3の完成です
パターン 1 向かい合った面のエッジを入れ替えれば揃う
最後のステップですが記憶しなくてもメモを見ながらでいいです。
MM U MM UU
MM U MM
→ 完成
パターン 2 隣接面のエッジを入れ替え → パターン 1になります
U’ M’ U MM
U MM U M’
UU MM → パターン1
パターン3 1面+コーナーが揃い、残り3面は右回りで揃う
RR U R U
R’ U’ R’ U
R’
→ ルービックキューブ 3X3X3の完成です。
パターン4 1面+コーナーが揃い、残り3面は左回りで揃う
→
完成
ルービックキューブ 3X3X3の完成です。
R U’ R U
R U R U’
R’ U’ RR
→ ルービックキューブ 3X3X3の完成です。+
パターン5 1面+コーナー2か所揃い、コーナー2か所が揃っていない
別パターン
→ パターン4 へ
別パターン
→ パターン3 へ
別パターン
→ パターン4 へ
別パターン
→ パターン3 へ
揃っている面を左側にして、Tパームを実施してください(他のパターンもありますが)
R U R’ U’
R’ F RR U’
R’ U’ R U
R’ F
パターン6 コーナー2か所が揃い 側面の揃いない
下記 Tパームを実施
R U R’ U’
R’ F RR U’
R’ U’ R U
R’ F’ →別パターンへ
パターン7 コーナー1か所揃い、エッジは揃っていない
下記 Tパームを実施
R U R’ U’
R’ F RR U’
R’ U’ R U
R’ F’ →別パターンへ
ルービックキューブ 3x3x3 完成
第5章 ルービックキューブ 3X3X3 世界大会
ルービックキューブ世界大会は、世界キューブ協会(WCA)が主催する、ルービックキューブの速解き競技大会です。年に1度、世界各地で開催されています。
2023年の世界大会は、ハンガリーの首都・ブダペストで開催されました。2023年8月19日から27日までの9日間にわたって開催され、世界中から約6,000人の選手が参加しました。
3×3、4×4、5×5、7×7など、さまざまなサイズや形状のルービックキューブの速解きが行われます。競技者は、タイマーの開始とともに、ルービックキューブを解き、6面を揃えるまでの時間を競います。
2024年の世界大会は、ポーランドとスウェーデンの共同開催で、2024年7月25日から31日まで開催される予定です。
3×3の単発世界記録は、ルーマニアのYiftach Handal選手が記録した3.47秒でした。平均世界記録(3回の試技の合計時間を平均した記録)は、アメリカのMax Park選手が記録した5.18秒でした。
世界大会の記録は、非常に速くなっています。2023年現在、3×3の単発世界記録は3.47秒、平均世界記録は5.18秒です。
世界大会は、ルービックキューブの普及と発展に大きく貢献しています。世界大会の開催により、ルービックキューブの速解き競技がより多くの人々に知られるようになりました。
ルービックキューブ 3X3X3 完全保存版の揃え方を理解したら
3X3 以外には 2X2 4X4 5X5 7×7 などがあります。
3X3 完全版が手順を見ながらでも できるようになったら 5X5、 に挑戦しましょう。
5X5 ができたら、手順は長いですが 7x7 も同じようにできます。
お勧めの 3x3x3 ルービックキューブ
今回の説明に使った ルービックキューブはアマゾンで購入しました。
アマゾンには3X3のルービックキューブは沢山あります。
5個購入して操作しましたが、磁石付きのキューブが非常にスムースに動きます。
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